とても腹がたつ時

マタイ 5 3
自分の霊的な必要を自覚している人たち*は幸い*です。天の王国はその人たちのものだからです。

 

マタイ 5 22
しかし、わたしはあなたがたに言います。兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。兄弟に向かって『能なし』と言うような者は、最高議会に引き渡されます。また、『ばか者』と言うような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます。

 

マタイ 7 12
「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」

 

とても腹が立つ時、その怒りを鎮め、冷静さを取り戻す助けとなる聖書の一節をいくつかご紹介します。

 

* **エフェソの信徒への手紙 4章26-27節:**
> 怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままではいけません。悪魔に機会を与えてはなりません。

 

この箇所は、怒りの感情を持つこと自体は必ずしも罪ではないとしながらも、その怒りを長引かせたり、罪に繋げたりしないように警告しています。冷静さを保つことの重要性を示唆しています。

 

* **ヤコブの手紙 1章19-20節:**
> わたしの愛する兄弟たち、このことをわきまえていなさい。だれでも、聞くには早く、話すには遅く、怒るには遅くあるべきです。人の怒りは、神の義を実現するものではありません。

 

この箇所は、怒りの感情に駆られる前に、よく聞き、ゆっくりと話し、怒るのを遅くするように勧めています。怒りによって神の義は実現しないと諭しています。

 

* **箴言 16章32節:**
> 怒りをおさえる者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる。

 

この箇所は、怒りをコントロールすることの価値を、軍事的な勝利よりも高く評価しています。感情を制御することの重要性を教えてくれます。

 

* **マタイによる福音書 5章44節:**
> しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、あなたがたを迫害する者のために祈りなさい。

 

これは、イエス・キリストの教えの中でも特に難しいものの一つですが、怒りの感情を手放し、愛と祈りをもって対応することを示唆しています。

 

これらの聖句が、あなたが激しい怒りを感じている時に、少しでも冷静さを取り戻し、穏やかな心を取り戻す助けとなることを願っています。