マタイ23 10-12
23:10
また、あなたがたは教師と呼ばれてはならない。あなたがたの教師はただひとり、すなわち、キリストである。
23:11
そこで、あなたがたのうちでいちばん偉い者は、仕える人でなければならない。
23:12
だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう。
マルコ10 42-45
10:42 そこで、イエスは彼らを呼び寄せて、言われた。「あなたがたも知っているとおり、異邦人の支配者と認められた者たちは彼らを支配し、また、偉い人たちは彼らの上に権力をふるいます。
10:43 しかし、あなたがたの間では、そうでありません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。
10:44 あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになりなさい。
10:45 人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。
ヨハネ16 33
「あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」
他人を指導する立場になった時、責任の重さを感じるとともに、どのように導くべきか迷うこともあるかもしれません。そんな時に、指針となる聖書の一節をいくつかご紹介します。
* **ルカによる福音書 22章25-27節:**
> イエスは言われた。「異邦人の王たちは民を支配し、権力を振るう者は『恩恵を施す人』と呼ばれている。だが、あなたがたはそうであってはならない。あなたがたの中で一番偉い人は、一番若い者のようになり、指導する人は、仕える者のようになりなさい。食卓についている人と、仕えている人と、どちらが偉いか。食卓についている人ではないか。だが、わたしはあなたがたの中で、仕える者のようにしている。」
この箇所は、指導者は支配するのではなく、仕える者であるべきだと教えています。謙虚さと奉仕の精神を持つことの重要性を示しています。
* **テモテへの第一の手紙 4章12節:**
> だれにも、あなたが若いからといって軽んじさせてはなりません。むしろ、言葉、行状、愛、信仰、純潔において、信者の模範となりなさい。
指導する立場にある者は、年齢に関わらず、模範となる生き方を心がけるべきだと教えています。言葉だけでなく、行動を通して示すことの大切さを示唆しています。
* **エフェソの信徒への手紙 4章15節:**
> むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点で成長して、かしらであるキリストに結び付こうとしています。
指導者は、愛をもって真理を語り、人々をキリストへと導く役割があることを示しています。成長を促す視点が重要です。
* **箴言 11章14節:**
> 指導のない民は倒れる。助言者が多ければ、安全である。
指導者は、独断で進むのではなく、助言に耳を傾け、知恵を求めるべきであることを教えています。
これらの聖句が、あなたが他人を指導する立場において、謙虚さと愛をもって導き、良い影響を与えられるよう助けとなることを願っています。