詩編
33:12
主をおのが神とする国はさいわいである。主がその嗣業として選ばれた民はさいわいである。
33:13
主は天から見おろされ、すべての人の子らを見、
33:14
そのおられる所から地に住むすべての人をながめられる。
33:15
主はすべて彼らの心を造り、そのすべてのわざに心をとめられる。
33:16
王はその軍勢の多きによって救を得ない。勇士はその力の大いなるによって助けを得ない。
33:17
馬は勝利に頼みとならない。その大いなる力も人を助けることはできない。
33:18
見よ、主の目は主を恐れる者の上にあり、そのいつくしみを望む者の上にある。
33:19
これは主が彼らの魂を死から救い、ききんの時にも生きながらえさせるためである。
33:20
われらの魂は主を待ち望む。主はわれらの助け、われらの盾である。
33:21
われらは主の聖なるみ名に信頼するがゆえに、われらの心は主にあって喜ぶ。
33:22
主よ、われらが待ち望むように、あなたのいつくしみをわれらの上にたれてください。
100:1
全地よ、主にむかって喜ばしき声をあげよ。
100:2
喜びをもって主に仕えよ。歌いつつ、そのみ前にきたれ。
100:3
主こそ神であることを知れ。われらを造られたものは主であって、われらは主のものである。われらはその民、その牧の羊である。
100:4
感謝しつつ、その門に入り、ほめたたえつつ、その大庭に入れ。主に感謝し、そのみ名をほめまつれ。
100:5
主は恵みふかく、そのいつくしみはかぎりなく、そのまことはよろず代に及ぶからである。
ヤコブの手紙
2:1
わたしの兄弟たちよ。わたしたちの栄光の主イエス・キリストへの信仰を守るのに、分け隔てをしてはならない。
2:2
たとえば、あなたがたの会堂に、金の指輪をはめ、りっぱな着物を着た人がはいって来ると同時に、みすぼらしい着物を着た貧しい人がはいってきたとする。
2:3
その際、りっぱな着物を着た人に対しては、うやうやしく「どうぞ、こちらの良い席にお掛け下さい」と言い、貧しい人には、「あなたは、そこに立っていなさい。それとも、わたしの足もとにすわっているがよい」と言ったとしたら、
2:4
あなたがたは、自分たちの間で差別立てをし、よからぬ考えで人をさばく者になったわけではないか。
2:5
愛する兄弟たちよ。よく聞きなさい。神は、この世の貧しい人たちを選んで信仰に富ませ、神を愛する者たちに約束された御国の相続者とされたではないか。
2:6
しかるに、あなたがたは貧しい人をはずかしめたのである。あなたがたをしいたげ、裁判所に引きずり込むのは、富んでいる者たちではないか。
2:7
あなたがたに対して唱えられた尊い御名を汚すのは、実に彼らではないか。
2:8
しかし、もしあなたがたが、「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」という聖書の言葉に従って、このきわめて尊い律法を守るならば、それは良いことである。
2:9
しかし、もし分け隔てをするならば、あなたがたは罪を犯すことになり、律法によって違反者として宣告される。
2:10
なぜなら、律法をことごとく守ったとしても、その一つの点にでも落ち度があれば、全体を犯したことになるからである。
2:11
たとえば、「姦淫するな」と言われたかたは、また「殺すな」とも仰せになった。そこで、たとい姦淫はしなくても、人殺しをすれば、律法の違反者になったことになる。
2:12
だから、自由の律法によってさばかるべき者らしく語り、かつ行いなさい。
2:13
あわれみを行わなかった者に対しては、仮借のないさばきが下される。あわれみは、さばきにうち勝つ。
2:14
わたしの兄弟たちよ。ある人が自分には信仰があると称していても、もし行いがなかったら、なんの役に立つか。その信仰は彼を救うことができるか。
2:15
ある兄弟または姉妹が裸でいて、その日の食物にもこと欠いている場合、
2:16
あなたがたのうち、だれかが、「安らかに行きなさい。暖まって、食べ飽きなさい」と言うだけで、そのからだに必要なものを何ひとつ与えなかったとしたら、なんの役に立つか。
2:17
信仰も、それと同様に、行いを伴わなければ、それだけでは死んだものである。
1テモテへの手紙
6:6
しかし、信心があって足ることを知るのは、大きな利得である。
6:7
わたしたちは、何ひとつ持たないでこの世にきた。また、何ひとつ持たないでこの世を去って行く。
6:8
ただ衣食があれば、それで足れりとすべきである。
6:9
富むことを願い求める者は、誘惑と、わなとに陥り、また、人を滅びと破壊とに沈ませる、無分別な恐ろしいさまざまの情欲に陥るのである。
6:10
金銭を愛することは、すべての悪の根である。ある人々は欲ばって金銭を求めたため、信仰から迷い出て、多くの苦痛をもって自分自身を刺しとおした。
6:11
しかし、神の人よ。あなたはこれらの事を避けなさい。そして、義と信心と信仰と愛と忍耐と柔和とを追い求めなさい。
6:12
信仰の戦いをりっぱに戦いぬいて、永遠のいのちを獲得しなさい。あなたは、そのために召され、多くの証人の前で、りっぱなあかしをしたのである。
6:13
わたしはすべてのものを生かして下さる神のみまえと、またポンテオ・ピラトの面前でりっぱなあかしをなさったキリスト・イエスのみまえで、あなたに命じる。
6:14
わたしたちの主イエス・キリストの出現まで、その戒めを汚すことがなく、また、それを非難のないように守りなさい。
6:15
時がくれば、祝福に満ちた、ただひとりの力あるかた、もろもろの王の王、もろもろの主の主が、キリストを出現させて下さるであろう。
6:16
神はただひとり不死を保ち、近づきがたい光の中に住み、人間の中でだれも見た者がなく、見ることもできないかたである。ほまれと永遠の支配とが、神にあるように、アァメン。
6:17
この世で富んでいる者たちに、命じなさい。高慢にならず、たよりにならない富に望みをおかず、むしろ、わたしたちにすべての物を豊かに備えて楽しませて下さる神に、のぞみをおくように、
6:18
また、良い行いをし、良いわざに富み、惜しみなく施し、人に分け与えることを喜び、
6:19
こうして、真のいのちを得るために、未来に備えてよい土台を自分のために築き上げるように、命じなさい。
順調な時に、感謝の気持ちを新たにし、謙虚さを保つために読みたい聖書の一節をいくつかご紹介します。
* **コリントの信徒への第一の手紙 4章7節:**
> あなたを特別扱いしているのは、だれですか。あなたにあるもので、受けなかったものがあるでしょうか。もし受けたのなら、なぜ受けなかったかのように誇るのですか。
この箇所は、私たちが持っているものは全て神からの賜り物であることを思い起こさせ、成功や順調な状況にあっても謙虚さを保つように促します。
* **テサロニケの信徒への第一の手紙 5章18節:**
> どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。
順調な時こそ、日々の恵みに感謝することの大切さを教えてくれます。良い時もそうでない時も、感謝の心を持つことは信仰の fundamental な部分です。
* **箴言 16章9節:**
> 人は心の中で自分の道を計画する。しかし、その足取りを導くのは主である。
私たちが計画を立て、努力することも大切ですが、最終的に私たちの歩みを導かれるのは神であることを認識させてくれます。順調な時も、神の導きと恵みによることを忘れないようにするために役立ちます。
これらの聖句を読むことで、順調な状況を感謝し、それを神の恵みとして受け止め、さらに謙虚に歩むことができるでしょう。