詩編
4:1
わたしの義を助け守られる神よ、わたしが呼ばわる時、お答えください。あなたはわたしが悩んでいた時、わたしをくつろがせてくださいました。わたしをあわれみ、わたしの祈をお聞きください。
4:2
人の子らよ、いつまでわたしの誉をはずかしめるのか。いつまでむなしい言葉を愛し、偽りを慕い求めるのか。
4:3
しかしあなたがたは知るがよい、主は神を敬う人をご自分のために聖別されたことを。主はわたしが呼ばわる時におききくださる。
4:4
あなたがたは怒っても、罪を犯してはならない。床の上で静かに自分の心に語りなさい。
4:5
義のいけにえをささげて主に寄り頼みなさい。
4:6
多くの人は言う、「どうか、わたしたちに良い事が見られるように。主よ、どうか、み顔の光をわたしたちの上に照されるように」と。
4:7
あなたがわたしの心にお与えになった喜びは、穀物と、ぶどう酒の豊かな時の喜びにまさるものでした。
4:8
わたしは安らかに伏し、また眠ります。主よ、わたしを安らかにおらせてくださるのは、ただあなただけです。
56:1
神よ、どうかわたしをあわれんでください。人々がわたしを踏みつけ、あだする人々がひねもすわたしをしえたげます。
56:2
わたしの敵はひねもすわたしを踏みつけ、誇りたかぶって、わたしと戦う者が多いのです。
56:3
わたしが恐れるときは、あなたに寄り頼みます。
56:4
わたしは神によって、そのみ言葉をほめたたえます。わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。肉なる者はわたしに何をなし得ましょうか。
56:5
彼らはひねもすわたしの事を妨害し、その思いはことごとくわたしにわざわいします。
56:6
彼らは共に集まって身をひそめ、わたしの歩みに目をとめ、わたしのいのちをうかがい求めます。
56:7
神よ、彼らにその罪を報い、憤りをもってもろもろの民を倒してください。
56:8
あなたはわたしのさすらいを数えられました。わたしの涙をあなたの皮袋にたくわえてください。これは皆あなたの書にしるされているではありませんか。
56:9
わたしが呼び求める日に、わたしの敵は退きます。これによって神がわたしを守られることを知ります。
56:10
わたしは神によってそのみ言葉をほめたたえ、主によってそのみ言葉をほめたたえます。
56:11
わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。人はわたしに何をなし得ましょうか。
56:12
神よ、わたしがあなたに立てた誓いは果さなければなりません。わたしは感謝の供え物をあなたにささげます。
56:13
あなたはわたしの魂を死から救い、わたしの足を守って倒れることなく、いのちの光のうちで神の前にわたしを歩ませられたからです。
130:1
主よ、わたしは深い淵からあなたに呼ばわる。
130:2
主よ、どうか、わが声を聞き、あなたの耳をわが願いの声に傾けてください。
130:3
主よ、あなたがもし、もろもろの不義に目をとめられるならば、主よ、だれが立つことができましょうか。
130:4
しかしあなたには、ゆるしがあるので、人に恐れかしこまれるでしょう。
130:5
わたしは主を待ち望みます、わが魂は待ち望みます。そのみ言葉によって、わたしは望みをいだきます。
130:6
わが魂は夜回りが暁を待つにまさり、夜回りが暁を待つにまさって主を待ち望みます。
130:7
イスラエルよ、主によって望みをいだけ。主には、いつくしみがあり、また豊かなあがないがあるからです。
130:8
主はイスラエルをそのもろもろの不義からあがなわれます。