順調なとき

●順調なとき●

詩編
33:12
主をおのが神とする国はさいわいである。主がその嗣業として選ばれた民はさいわいである。
33:13
主は天から見おろされ、すべての人の子らを見、
33:14
そのおられる所から地に住むすべての人をながめられる。
33:15
主はすべて彼らの心を造り、そのすべてのわざに心をとめられる。
33:16
王はその軍勢の多きによって救を得ない。勇士はその力の大いなるによって助けを得ない。
33:17
馬は勝利に頼みとならない。その大いなる力も人を助けることはできない。
33:18
見よ、主の目は主を恐れる者の上にあり、そのいつくしみを望む者の上にある。
33:19
これは主が彼らの魂を死から救い、ききんの時にも生きながらえさせるためである。
33:20
われらの魂は主を待ち望む。主はわれらの助け、われらの盾である。
33:21
われらは主の聖なるみ名に信頼するがゆえに、われらの心は主にあって喜ぶ。
33:22
主よ、われらが待ち望むように、あなたのいつくしみをわれらの上にたれてください。

 

100:1
全地よ、主にむかって喜ばしき声をあげよ。
100:2
喜びをもって主に仕えよ。歌いつつ、そのみ前にきたれ。
100:3
主こそ神であることを知れ。われらを造られたものは主であって、われらは主のものである。われらはその民、その牧の羊である。
100:4
感謝しつつ、その門に入り、ほめたたえつつ、その大庭に入れ。主に感謝し、そのみ名をほめまつれ。
100:5
主は恵みふかく、そのいつくしみはかぎりなく、そのまことはよろず代に及ぶからである。

 

ヤコブの手紙
2:1
わたしの兄弟たちよ。わたしたちの栄光の主イエス・キリストへの信仰を守るのに、分け隔てをしてはならない。
2:2
たとえば、あなたがたの会堂に、金の指輪をはめ、りっぱな着物を着た人がはいって来ると同時に、みすぼらしい着物を着た貧しい人がはいってきたとする。
2:3
その際、りっぱな着物を着た人に対しては、うやうやしく「どうぞ、こちらの良い席にお掛け下さい」と言い、貧しい人には、「あなたは、そこに立っていなさい。それとも、わたしの足もとにすわっているがよい」と言ったとしたら、
2:4
あなたがたは、自分たちの間で差別立てをし、よからぬ考えで人をさばく者になったわけではないか。
2:5
愛する兄弟たちよ。よく聞きなさい。神は、この世の貧しい人たちを選んで信仰に富ませ、神を愛する者たちに約束された御国の相続者とされたではないか。
2:6
しかるに、あなたがたは貧しい人をはずかしめたのである。あなたがたをしいたげ、裁判所に引きずり込むのは、富んでいる者たちではないか。
2:7
あなたがたに対して唱えられた尊い御名を汚すのは、実に彼らではないか。
2:8
しかし、もしあなたがたが、「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」という聖書の言葉に従って、このきわめて尊い律法を守るならば、それは良いことである。
2:9
しかし、もし分け隔てをするならば、あなたがたは罪を犯すことになり、律法によって違反者として宣告される。
2:10
なぜなら、律法をことごとく守ったとしても、その一つの点にでも落ち度があれば、全体を犯したことになるからである。
2:11
たとえば、「姦淫するな」と言われたかたは、また「殺すな」とも仰せになった。そこで、たとい姦淫はしなくても、人殺しをすれば、律法の違反者になったことになる。
2:12
だから、自由の律法によってさばかるべき者らしく語り、かつ行いなさい。
2:13
あわれみを行わなかった者に対しては、仮借のないさばきが下される。あわれみは、さばきにうち勝つ。
2:14
わたしの兄弟たちよ。ある人が自分には信仰があると称していても、もし行いがなかったら、なんの役に立つか。その信仰は彼を救うことができるか。
2:15
ある兄弟または姉妹が裸でいて、その日の食物にもこと欠いている場合、
2:16
あなたがたのうち、だれかが、「安らかに行きなさい。暖まって、食べ飽きなさい」と言うだけで、そのからだに必要なものを何ひとつ与えなかったとしたら、なんの役に立つか。
2:17
信仰も、それと同様に、行いを伴わなければ、それだけでは死んだものである。

 

1テモテへの手紙
6:6
しかし、信心があって足ることを知るのは、大きな利得である。
6:7
わたしたちは、何ひとつ持たないでこの世にきた。また、何ひとつ持たないでこの世を去って行く。
6:8
ただ衣食があれば、それで足れりとすべきである。
6:9
富むことを願い求める者は、誘惑と、わなとに陥り、また、人を滅びと破壊とに沈ませる、無分別な恐ろしいさまざまの情欲に陥るのである。
6:10
金銭を愛することは、すべての悪の根である。ある人々は欲ばって金銭を求めたため、信仰から迷い出て、多くの苦痛をもって自分自身を刺しとおした。
6:11
しかし、神の人よ。あなたはこれらの事を避けなさい。そして、義と信心と信仰と愛と忍耐と柔和とを追い求めなさい。
6:12
信仰の戦いをりっぱに戦いぬいて、永遠のいのちを獲得しなさい。あなたは、そのために召され、多くの証人の前で、りっぱなあかしをしたのである。
6:13
わたしはすべてのものを生かして下さる神のみまえと、またポンテオ・ピラトの面前でりっぱなあかしをなさったキリスト・イエスのみまえで、あなたに命じる。
6:14
わたしたちの主イエス・キリストの出現まで、その戒めを汚すことがなく、また、それを非難のないように守りなさい。
6:15
時がくれば、祝福に満ちた、ただひとりの力あるかた、もろもろの王の王、もろもろの主の主が、キリストを出現させて下さるであろう。
6:16
神はただひとり不死を保ち、近づきがたい光の中に住み、人間の中でだれも見た者がなく、見ることもできないかたである。ほまれと永遠の支配とが、神にあるように、アァメン。
6:17
この世で富んでいる者たちに、命じなさい。高慢にならず、たよりにならない富に望みをおかず、むしろ、わたしたちにすべての物を豊かに備えて楽しませて下さる神に、のぞみをおくように、
6:18
また、良い行いをし、良いわざに富み、惜しみなく施し、人に分け与えることを喜び、
6:19
こうして、真のいのちを得るために、未来に備えてよい土台を自分のために築き上げるように、命じなさい。